シルバー人材センターの時給は？相場や労働時間などお金に関する疑問を解決

シルバー人材センターで働く場合、得られる時給や日当はどれぐらいか気になる人も多いでしょう。定年退職後も長く生活を送るためには収入が年金だけでは足りないケースがあり、他の収入源から収入を得る必要があります。

年金以外の給料を得る手段の一つが、シルバー人材センターです。年齢や働き方に応じた仕事を紹介してくれるため、無理なく収入を増やせます。しかし、収入はどれぐらい増やせるのでしょうか。働いた後に後悔しないために、実情を知っておきましょう。

本記事では、シルバー人材センターの時給・日当や労働時間、おすすめの求人先を紹介します。シルバー人材センターで得られる金額を知りたい方、より収入を増やす方法を検討したい方は、ぜひご覧ください。

シルバー人材センターは時給制？

シルバー人材センターでは、働くことで収入を得られます。では、得られる給料は、時給制なのでしょうか。

シルバー人材センターを介して働く方法は大きく「請負業務」と「派遣業務」の2種類に分類でき、「派遣業務」に関しては時給制です。

請負業務

派遣業務

給料の計算方法

依頼された作業分の費用（日当）

労働を行った時間分の費用
※交通費や手当が支払われる場合もある

請負業務とは、シルバー人材センターが発注者から業務を受注し、その業務をセンター会員に請負わせる業務形態です。業務完了を目的とするため、業務完了後に費用がセンター会員へ支払われます。

派遣業務とは、シルバー人材センターが発注者から業務を受注し、その業務をセンター会員へ依頼し、発注者の事務所などに派遣する業務形態です。労働を目的とするため、働いた時間分の給料がセンター会員へ支払われます。

派遣業務には、時給以外にも就業条件によって、交通費や各種手当が支払われる場合があるため、請負業務で得られる給料よりも高くなる傾向があります。

シルバー人材センターで派遣業務を行う場合、時給や日当はいくらになるのか気になる方もいるでしょう。

実際の求人内容をもとに、時給と日当を紹介します。実際に働いて得られる収入のイメージをふくらますため、参考にしてみてください。

シルバー人材センターの公式サイトには、最低賃金以上の金額が支払われると記載されています。しかし、多くのケースで支払われる金額は、最低賃金程度であることが多いようです。

シルバー会員向けの時給上限はさまざまですが、最低時給は地域ごとの最低賃金程度が多いことは知っておきましょう。

登録するシルバー人材センターや就労場所により報酬は異なります。時給ではなく日当として収入を得る場合は、請負業務を行いましょう。

請負業務で得られる報酬は、下記のとおりです。

例：埼玉県飯能市シルバー人材センターの派遣業務

1日当たり、約6時間以内の作業を想定しているため、時給に換算すると以下の通りです。

埼玉県の最低賃金は「987円」のため、想定時間通りで作業が終われば最低賃金より高い時給を得られます。

ただし、作業時間が想定より長くなった場合時給は低くなるため、日当の方が必ず高い収入を得られるわけではありません。

業務内容や自分の希望する働き方をよく検討して、請負業務と派遣業務のどちらを利用するのがよいか考えることをおすすめします。

シルバー人材センターで働くうえで、どれぐらい稼げるのかは気になるでしょう。「滋賀県大津市シルバー人材センター」と「埼玉県飯能市シルバー人材センター」を例に紹介します。

以下に記載する金額を参考に、自分の生活に合うか検討してみてください。

大津市の一般的な労働条件で算出すると、約37,000円の収入を得られる結果となりました。